…遅い、いや俺が早く来すぎただけか。
とのデートが楽しみで早く起きてしまったなんて言えない。
あぁ彼女はどんな服で来るのだろうか。
それよりもと今日一緒にいれることが幸せでたまらない。

「兄さん、を泣かせたりするんじゃないぞ」

朝、ルートに言われたことを思い返す。
俺がデートするって言ったらすごく動揺してたな、あいつ。

「に、兄さんに先を越されるとは思わなかった…!」
「おいヴェスト、どういう意味だ」

…いらないことまで思い出した。



「ギルベルトさん、お待たせしましたー!」

が遠くから手を振りながら駆けてくる。
普段は制服なのでいつもと違う服というだけでよりかわいく見える。
あぁ俺、重症だ。

「どれくらい待ちました?」

が心配そうな目で見てくる。

「ほんの5分程だから大丈夫だ」

本当は20分ぐらい待っていたが気を遣わせるのは嫌だ。
これくらいの嘘ならついてもいいだろう?

「ほら、今日は買い物に行くっていってただろ?行くぞ」
「あ、はい行きましょう!」

そう言って手をつないで歩きだしてみた。



「ギルベルトさん、今日の私どうですか?」

唐突にそんなことを聞かれた。
そんな質問答えは一つに決まってる。

「そんなの可愛いに決まってるだろ」

だがのお気に召す答えじゃなかったらしい。

「服が、ですか?」

あぁ、そういうことか。

「いや、服も可愛いが……お前自身が一番可愛い、ぞ」
「えへへ、ありがとうございます」

あぁぁこんな一言でも恥ずかしいものは恥ずかしい!
だがの笑顔が見れたのでいいと思った俺はやっぱり重症、だ。



あぁ、可愛い
(嬉しいけど恥ずかしいです…)(でも可愛いものは可愛いんだよ!)


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誰だ、これ^p^
ギルベルトの口調がつかめませんorz